パーソナル セーフティ デバイス (個人用)

PLBが2016年3月に発売されました。
PLBとは、Personal Locator Beacon(携帯用位置指示無線標識)の略。


世界で50万台以上も普及し、多くの命を助けてきた個人用の遭難信号発信機のことです。
この「PLB」が、日本でも使えるようになりました。

 救難信号を人工衛星で受信するところが最大の特徴で、空が見える場所なら24時間常に全地球をカバーします。
「ACRレスキューリンクプラス 日本語版PLB」は
手のひらに乗る小型サイズながら、船舶で使う救難信号発信機「イーパブ」と同じ5Wの高出力。当然防水です。
本体にはGPSが内蔵され、救難信号といっしょに遭難者の緯度経度と
遭難者が誰だかわかる識別番号が送信されます。

人工衛星を使った全世界的な救助システム「コスパス・サーサット」の一環として運用され、携帯電話や船舶無線が通じないような海域でも人工衛星に向けて救難信号を発信することができ、生還の可能性を飛躍的に高めます。
緊急時に連絡手段として携帯電話かPLB、防水トランシーバーがありますがカヤックでは波風がある中、通話には無理があります。選択はPLBだけです。
PLBによる遭難信号は、大型客船やタンカーが発信する遭難信号と同じものです。
同じ人工衛星によってキャッチされ、同じ手順で救助機関(日本の場合は海上保安庁)へ伝達されます。
これはカヤックでももちろん使えます。アンテナを90度位回して伸ばす、アンテナのの付け根のスイッチを入れればGPSで位置情報を衛星経由で海上保安庁に届きます。同時にビーコンの電波がが出て救助船から方向がわかります。携帯電話の電波が届かない場所や携帯電話が濡れたりして使えなくなる可能性があるならこれは絶対にあった方が良いでしょう。
バッテリーがあるかどうかテストボタンもあります。
海の上だけ使う物で陸上でスイッチを入れれば違法となります。アメリカでは六万ドルの罰金です。使わないときはバッテリーを抜いておけば間違ってスイッチが入っても大丈夫だと思います。
日本ではシステムの運用等まだ改善の余地はあると思いますが、たくさんの人が使い始めれば改善されると思います。レジャーボート、ゴムボート、漁船、ヨット、シーカヤック等PFDと共に付ければかなりのレスキューが出来るようになります。

価格は 46,000円 (税込 49,680円) 送料無料

買ってすぐには使えません。無線局の申請が必要となります。一ヶ月ぐらいで無線局の免許が下ります。
2人分の連絡先の登録が必要となります、無線の資格は必要ありません。
ライフジャケットは海に落ちた時におぼれないようにするための物です。USA基準では36時間以上はあごから上が水面に出ている様に作られています。(古くなると浮力が落ちます。新品と交換してください。)後はPLBで救助を呼べば助かる確率が格段に高くなります。
ライフジャケットだけでは助かる為に足りない部分をPLBで補完出来ます。
もし使った時は事後の何日もかかる海上保安庁からの調査、報告の義務も待っていると思いますが命をなくすよりは遙かに良いと思います。

一番良いのはPLBを使わなくても良いような安全な対策、無理をしない行動が大事でしょう。
それでも海象は予測出来ない時があります。そのときはPLBが守ってくれると思います。
無理をする勇気よりも、止める勇気!!!!(無理をしない人を誰もバカにしません。)