ファルトボート (フォールディングカヤック)
組み立て式(分割式ではありません。)のカヤックで、船体布は柔らかい化学繊維の物からごわごわのゴムボートの生地のような物まであります。
特徴は組み立てたり、ばらしたりする事が出来るために保管場所には困りません。ファルトボートには担ぐように収納バックが付いています。川を下って終着地点でたためば公共交通機関で帰る事もできます。ポリエチレンのカヤックのように自動車の上のキャリアーに積む体力は必要ありません。ただ組み立てる時間とばらす時間が必要になってきます。組み立ての時間は慣れてくれば30分前後です。
色んな使い方ができますが一番多いのがツーリングです。バイクツーリングのように川を下ります。時には途中でキャンプしたりして川を下って行きます。キャンプ用品が積めるような積載量があります。
途中で魚を釣ったり、支流をさかのぼったり、上陸して温泉に入ったり地元の人との出会いもあり、本当にバイクツーリングと使い方はよく似ています。ファルトボートは漕ぐのも簡単で直ぐに慣れるはずです。簡単な川を下りながら少しずつ慣れて行くと良いでしょう。
下る川の水深は底を擦らない30cm以上は必要です。浅い川でも流心は30cm以上はある場合が多いのですが、時には降りて浅い所だけ引く注意が必要です。そう言った川では先にプロテクションシート(布のガムテープ)を貼っていくと不意に底をこすったときには破らなくても済みます。他にもノウハウ、下れる川と区間、使える公共交通機関の情報、水量等の情報が必要です。川のどの区間が下れるのか、その場合自動車はどこに置くのか、帰る時はどうするのか、注意する場所は?その情報は分かる範囲(中部地区と有名な川は把握しています。)でお教えします。(河川改修で変わる場合があります。)ファルトボートで川を下るのには情報が必要です。