インフレータブル
空気で膨らませる物をインフレータブルと言います。インフレータブルにはカヤックもゴムボートもあります。空気を入れるだけで出来るので比較的簡単にセットができます。自動車の上に積む力もスペースも必要ありません。
インフレータブルは空気で膨らませるために衝撃に強く、川の岩にぶつかっても壊れません。空気を抜けば簡単に収納できるために忙しい人には最適です。他のカヌーに比べると練習、慣れとかはあまり必要がありません。
休日に思いついたら使える気軽さがインフレータブルにはあります。種類がたくさんあって使うフィールドに応じて選びましょう。
釣り用の2馬力エンジンが付いて船舶免許や船舶検査が必要で無いインフレータブルが良く売れています。自分だけのポイントが見つかれば魚は陸っぱりと比べるまでもありません。でも天候の急変には注意する事が必要です。安定性は高いのですが、風には弱い所があります。注意してください。
カヌーやインフレータブルもすべて自己責任でする事が前提です。
インフレータブルもフィールド情報が必要です。中部地区は把握しています。ただウェブに上げてしまうと集まりすぎて直ぐに閉鎖されるので情報はウェブには上げる事はありません。
シットオンカヤックを買われた方で今までカヌーを漕いだことがない方は当たり前ですが「漕げない」。カヌーを川や海で漕いでいた人はシットオンでも風が出てきても漕げます。
しかし今まで漕いだ事が無い人の行動範囲は半径50mくらいでであまり有効に使われているとは言えません。スクールで教えてもらっても慣れるまでの数種間の練習が必要です。
それならばエンジンが付けられる方が良いのではと考えます。もしエンジンが止まったらと考えるのは漁船も大きな船も同じです。
パドルを持っているカヤックの方が有利でしょう。エンジンに波が被るような天気にはもちろん出られません。漁船も同じです。普段のメンテナンス、消耗部品の交換をしていれば数年は大丈夫です。
もちろん点火プラグ等の予備と工具も持って行けば言うことはありません。それとポリエチレンのシットオンは重くて自動車の屋根に上げるのにかなりの力が必要です。少し軽いFRPは価格が高い、となるとインフレータブルの選択肢があります。Kayak340は重さは19kgですが空気を入れるだけので自動車の荷室に入ります。決して筋力トレーニングをしてまで自動車の屋根へは上げなくて済みます。
自動車の屋根へ持ち上げる事を考えると出艇を考える機会が少なくなります。自動車から海までもカートでなく、肩に担いでも運べます。水面まで1mくらいの堤防からも出艇が可能です。
実際に使って、リジットに比べて利点が多いので日本ではインフレータブルプラスエンジンはこれからのフィッシングカヤックのベストセレクションとなると考えています。
(これを可能にしたのは日本製のエンジンの信頼性です。)
エンジンのコストアップは自動車に付けるキャリアー、出艇機会が増えることを考えれば高くはありません。今まで自動車にキャリアーが付かなくてあきらめていた人にも使えます。非力な私が漕いだ場合、1時間かかる場所が1馬力のエンジンで15分で行けます。
天候急変にも早く逃げられると言う利点を見逃せません。ただし、海の気象、海象を予測するという事が大前提となります。これなら漕いだことが無い人にも真鯛、ブリ、シイラの80cm以上も現実に釣れます。
その他にもアイランドクルーズ(島巡り航海)ベイクルーズ(湾内の航海)ポートクルーズ(港巡り)等、使い方は色々あります。
さあ、一緒に行きましょう。
注意 インフレータブルカヤックは空気が少しずつ抜けます。自転車でもタイヤの空気を時々入れるようにインフレータブルカヤックは1日くらいで少しずつ抜けます。これは欠陥ではなくて製造コストの問題で空気が抜けないようにするにはコストがかかり販売価格が高くなるためです。